マメクワガタ
こんにちは
去年の秋、冬に和歌山県にルイスツノヒョウタンとマメクワを狙いに行ってきました。(残念ながらルイスは採れなかったのですが‥‥)
んで、その時採集したマメクワガタが羽化していたので、そのお話が今回の内容です。
今回の主役、マメクワガタ。
チビクワガタと形はそっくりですが、胸部の凹み(点刻)が長いです。
あと両種を一度生で見ると感覚でわかる事ですが、マメのほうが一回り小さいです。マメクワを見た後にチビクワを見ると凄く大きく感じます。
幼虫はコナラっぽい(スダジイ?)朽ち木から3令で採集しました。
それを、何時もお世話になっているショップの微添加マットに幼虫を投入すること大体5ヶ月ぐらいかな?で羽化してきました。
大きさの割に幼虫期間がかなり長い印象です。
途中で観察してみたところ繭玉のようなものを作っていました。まさかマメクワもネブトのようにチョコボールを作るとは思ってなかったので驚きです。
ケース側面に作った蛹室と成虫。
繭玉を割ると羽化した成虫が入っています。
ちょこまかちょこまか動いて写真が撮りづらいです。
拡大すると中々カッコいい。
まだ何匹か蛹がいるので、そやつらが羽化してきたらブリードを開始しようと思います。
自己採集血統ですので、なんとか増やしたいです😃
楓の花掬い01
こんにちは
春の採集といえば楓の花掬い。今年もこのシーズンがやってきました。
先日ゆのはな虫屋(https://yunohanaya.hamazo.tv)の綾瀬さんと花掬いに行ける機会があったので、今回はその採集のお話をしようかと。
2019,04,21
いつものポイントの道中へ。楓が道沿いに生えており、花掬いがしやすくなっています。
大学の楓は全部散ってしまいましたが、ちょっと標高を上げると満開の姿を見せてくれます。
とりあえず、掬います。
ピドニアが入りました。セスジヒメハナかな‥‥?
ヒメハナカミキリの仲間は似た形と模様を持つものが多く、種類も豊富な為、同定が大変です。
けれども同定をするのも採集の楽しみ方の1つ。
そんな曲者なピドニアを去年あたりから集めてみたくなり、只今勉強中です。
どんどん掬っていくと、小さいながらも非常に美しい虫のが入りました。
ファウストハマキチョッキリと言ってオトシブミの仲間になります。
ルビー色に輝いていて本当に綺麗です。ただちっちゃい‥‥
展足中の写真。ほんと色が綺麗です。
おつぎはこちら
ヒナルリハナカミキリです。ここではかなりの優占種のようで、掬い2回に1回は入っています。
同じく優占種がこちら。
ヒメクロトラカミキリです。
ちっちゃいし黒いので、網に入ると蟻に見えます。体格には結構な個体差があるみたい。
お次はシロジュウシホシテントウ。
初見の虫です。キジラミやアブラムシを食べるとのことなので、楓の花に来たのでは無さそう?
キバネニセハムシハナカミキリが入りました。
大学の楓では最優占種のやつです。
楓掬いの常連でもあります。
ピドニア追加。
ノミハムシの仲間も沢山確認できました。
もちろん蟻も。
暫くすると大きめの虫(花掬いにしては)が網の中にいるのを発見!
イタヤハマキチョッキリ♂です。
サイズもあって美しい。
光を当てるとルビー色に輝きます。♂は前胸に青い角を持っていて、それがまたカッコいい。
♀はこんな感じ。一回り小さいです。
途中、綾瀬さんがこんな虫を発見。
オオセンチコガネ。
大分スレている個体ですが金属光沢は流石のオオセンチ。
自然光では緑センチでしたが家に帰ったら普通赤色に変わってました(初めっから赤色)。
一通りポイントを掬い終わったので標高を一気に上げてクワガタ採集。
トウカイコルリを探すも3令幼虫しか出ない‥‥
まだまだスキルが足りないようです。
1000m近くは新芽が出ていたのでもう脱出している可能性はあるかもですが。
斜面を登っていくと、太い材にルリクワガタの産卵マーク発見。
ちょっと触ると‥‥
ノーマルの♀でした。
削りにくい位置にあるし、固いし、時間もそろそろなのでこの1匹を出して途中で止めることにしました。
途中こんな虫も発見。
クロナガオサムシ。
高標高では一番よく見かけるオサムシです。
大きいしカッコいいのですが、如何せん数が‥‥
思ったよりぽかぽかしていたのでミヤマヒラタハムシは既に活動していました。
キラキラして、新芽にくっつくのでルリクワガタに一瞬見える虫です。
余談ですが富士山五合目のダケカンバに沢山付いています。
お昼の時間になったので、ご飯を食べて、下ることにしました。
下りながらまた花掬いを実行。
ポロポロさっきと同じような虫が入ります。
ぼーっと花を見ていると何やらカッコいいカミキリ発見。
トガリバアカネトラカミキリでした。
筆者は初見です。
他にもシロトラカミキリを採集(写真取り忘れました‥‥)
他にもアオハムシダマシのお仲間が。いくつか似た種類があるやつらです。
たまーに真っ青な個体を見かけます。
ラメが入ってキラキラ光るので個人的に好きな虫です。
セモンジンガサハムシもいつの間にか網の中に。
この金色、水分で表現されているようで、標本にすると消えてしまうのが残念なところ。
スウィーピングをしていると変な虫が。
コミミズクです。
お仲間のミミズクに比べてかなり地味です。
楓のポイントを一通り周り、採集終了。
帰りの際にこんな虫が入り込んでいました。
クロフヒゲナガゾウムシです。面白い形をしたゾウムシ。柄も中々です。
1年ぶりの楓掬いはかなりの成果になりました。残念ながらグラフィラは今回も採れず仕舞い。また来年ですね。
ではでは~
ルリ、トウカイコルリの割出し
こんにちは
今回は飼育の記事です。
去年行ったルリ・コルリ採集で持ち帰ってきた幼虫たちが成虫になっていたので、その割出しを行いました。
まずは、よく採集で訪れるポイントであり、初めてトウカイコルリを出したお気に入りのポイントでの、ルリと思われる幼虫達の割出し。
ルリのノーマルカラー♀が出てきました。
同じカップの中をかき出すと‥‥
まさかのルリ♂
ルリクワガタはトウカイコルリと違って中の方に蛹室を作る傾向があり、飼育中どうなっているのか確認ができませんでした。
♀に関してはそれっぽいものが確認できたものの、♂は居ることすら気が付かなかった(何匹幼虫入れたか忘れた)ので嬉しい誤算です。
別のルリが入っているカップを開けると‥‥
ノーマル♀が出てきました。
次にトウカイコルリの基産地である某山での採集品割出し‥‥
でん。
トウカイコルリの♂です。
またまた別のカップには‥‥
♀が出てきました。
トウカイコルリはカップの側面に蛹室を作る傾向があるので外から観察し易い良い虫です(笑)
ここの山のトウカイコルリはお気に入りポイントのものより細く小柄で青みが強い気がします。場所によってちょっとした個体差を発見できるのがこの種の魅力です。
合計で、
ルリが♂1♀2
トウカイコルリが3♂1♀となりました。
この割出し作業、実はちょくちょく幼虫が羽化次第やっていたのでラストの組になります。
家での割出し作業は野外とはまた違った面白い感覚。今度はブリードで、この作業をやってみたいな‥‥と思ってたりします。
ルリ♂
【謝辞】
貴重なルリ用のマットを下さったMさん、ありがとうございました。
散策01
こんにちは
段々と春らしく、暖かくなってきましたね。虫達も散歩するだけで姿を確認できる時期になってきました。
今日はとても天気がよかったのでキャンパス内を散策することに。その小話をしていきたいと思います。
2019.4.18.
11時頃、時間ができたのでお散歩開始!
まず初めに見かけたのはハムシの仲間。とにかくちっちゃい。なにやらツル性の植物が食草の様で、その回りだけに群がっていました。
交尾中のペア
葉っぱの上にちょこんと乗っています。
一通り撮影できたのでふらふらと散歩再開。
枯れ木の束があったので覗いてみると‥‥
サビカミキリ発見!
おっ
ちょっと近くで撮影させてもらいました。
アトモンサビカミキリっぽいです。
キャンパスでは一番よく見かけるサビカミキリで、フジ、クワ、イチジクの枯れ木につきます。広葉樹だったら大体食べれるのかも。
次に見かけたのは、
ヤツボシハムシ。手すりにくっついていました。所謂手すり虫。
たまーに見かけるハムシです。黄色のボディと黒い点々が特徴的です。個体によって変異が出るとのこと。見てみたいですね。
次っ
桜に黒いのが群がっていました。正体はヨコヅナサシガメ。この時期に木の幹に群でいるのをよく見かけます。今回は成虫は少なく、幼虫がほとんどでした。
サシガメは口吻で刺されると、とても痛いので素手で不用意に触らないように注意です。
時間も限られているので散歩再開。
次に見かけたのは、ガードレール上にいた変な幼虫。
twitterで尋ねたところベニヘリテントウかアカイロテントウの幼虫とのこと。あんまり見かけない幼虫でしたので正体を知れてスッキリ。カイガラムシの仲間を食べるみたいですね。
最後にま見かけたのはコアオハナムグリ。
筆者が好きなハナムグリの仲間。ここらでは春と秋によく見かけます。ナミハナムグリよりかなり小柄なので見分けるのも簡単です。ハルジオンなどの花に乗っている姿をちらほら見かけました。
ぐるーっと一週して元の場所に戻ると、
ベニカミキリさん。
キャンパス回りには孟宗竹が沢山生えているので、5月頃になるとフワフワ飛んでいる姿をよく見ることができます。
名前の通り赤くて綺麗なカミキリムシです。
初めて見たときは本当感動しました。まぁ凄い沢山いるので薄れていくんですが‥‥
こいつが出ると甲虫のシーズンが始まったなぁと実感できる、いい虫です。
最後にベニカミキリを見つけて、今回のお散歩は終了。
暖かい日だったので色々見ることができました。
お散歩記事、まだまだ続く予定ですのでお楽しみに。
ではでは~
春のルリクワガタ採集記
こんにちは
tg5が面白くて、とても良いシーズンスタートができています。
今回は先日行った採集の小話を。
2019.04.17.
前々から行きたかった西部方面の山へ、ありがたいことに行ける機会を頂いた為行って参りました。
天気が怪しい中、初めのポイントへやって来たのですが、何やら整備されてて森の様子が気持ち悪い‥‥
材も良い朽ち方をしているものが少なく、それっぽいものがあっても(・)のマークがありません。
ちょいちょい拾った材を確認しているとこんな虫が出てきました。
ヒサゴゴミムシダマシの仲間です。
この形が好きでお気に入りの種類です。ただ、ゴミダマ戦闘力が低い私にはちょっと同定が難しい‥‥
後々調べてみます。
結局この場所はあまり成果が見込めなかったのでさっさと移動することにしました。
ちょっと移動して次の地点へ。
これまた放棄された遊歩道のようで不思議な場所。
ふらふらとしていると手首ほどの太さの材にマークがあるのを発見。とりあえず削ってみると‥‥
材の感じからコルリクワガタかと思いきや、ルリクワガタの♂が出てきました。
しかしなにやら様子がおかしい‥‥
ケースに移すとまさかの死亡個体‥‥成虫になってから落ちたみたいです。
それから少し探すも特に追加が得られなかったため移動しました。しかし、一番の有望ポイントへの林道が通行止め。
歩いても遠いし、時間も少ないし‥‥とのことで戻りながらの採集に。
先ほどルリが採れたポイントに戻ってきました。
遊歩道チックな道をふらふらしているとなにやら良さそうな材を発見。柔らかかったのでパキパキと手で割っていくと‥‥
ルリクワガタ♂発見。
左の丸いものは幼虫の糞です。
中々の優良物件だったようで小さい朽ち木だったのですが♂3♀1を採集できました。
パサパサだったので古い材かなぁと思ったのですが‥‥
まだまだ経験値が足りないみたいです。
ついでにヒサゴを1匹追加。時間もそろそろなので採集はこの場所でフィニッシュとなりました。
家に帰ってから撮ったブルータイプのルリクワガタ♀
ルリクワは色彩変異があって本当に面白いです。
密かに狙っていたホソツヤは採れませんでしたが、私にとっては中々の成果であり、かなり嬉しかったです。
同行させて頂いた方にお礼申し上げます。
次来られたら、トウカイコルリとホソツヤのリベンジをば!
ではでは~
ふきのとう
ここ数日で温かくなり、桜が咲き始めてシーズンインが近づいてきました。
まだまだネタが無いのは変わりないですが‥‥
今回はふきのとうです。
3月初旬、アルバイト先の隅っこにて発見しました。
何のフキかはわかりませんが、ふきのとうを1年ぶりに発見!
もう開き始めちゃってるので食べるのには向かないかな?
山菜として有名なこの蕗の薹ですが、残念ながら筆者は食べたことありません‥‥
どんな味がするのかちょっと気になりました。
余談ですが、フキが開ききったらグンバイムシが見れるかもしれません。
オチが無い記事になってしまいましたが今回はここまで。
最近あるカメラを手に入れたのでそいつをもって今シーズン頑張っていきたいと思います。
記事を増やすのも頑張ります(笑)
ではでは