方向音痴の採集記録

趣味の採集記、生き物に関することをお話します。

ゴミダマ・キノコムシ夜間採集

2021.6.29-30 夜

 

【本日のメインキャラ】

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幸運なことにブナ帯で泊まる機会がありました。

 

梅雨真っ只中にしては、珍しく星が綺麗に見える良い天気の中、昼間に目を付けていた広葉樹の倒木(多分、ブナとカエデ)を見に行くことに。

ツキノワグマが出る場所なので熊鈴も忘れずに装備!

 

夜間採集らしく、オサムシを発見。f:id:acer-geto:20210706174005j:image

ニシシズオカオサムシ(カケガワオサムシ?)

オサムシの亜種分類はさっぱりです。勉強しないと。

川を挟んで西東‥‥ゲニの形が違う‥‥等々
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頭隠して尻隠さず。

この夜はかなりの数を確認できました。

 


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ナガゴミムシの仲間も発見。ムサシナガ?

 

シズオサやキノカワゴミムシを摘まみながら、目的の倒木に到着。

 

ライトで朽木の表面を照らすと‥‥


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お。

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おお。

クワガタゴミムシダマシがうじゃうじゃいる!


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少なくとも3-40匹は発見。


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ここまで沸いているのを見たのは初めてです。

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至るところにペタペタくっついてるクワガタゴミムシダマシ


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角があったりなかったり。

 

わらわらと沸くクワガタゴミダマの中に別の者もいました。


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コブスジツノゴミムシダマシ

クワガタゴミムシダマシより少し小柄で、角が斜め上方向に伸びます。


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比較するとこんな感じ。

 

まんべんなく朽木を見ると、別のゴミダマも発見。


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まずはちょこまかと動き回るこの方。


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ヒメキマワリ

水辺の倒木に多いイメージ。

採集中は、見た目が似ているカラカネヒメキマワリだと思い込んでいました。

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ライトを向けるとすぐに走り出す。

 

ヒメキマワリを追っていると、またまた別のゴミダマを発見。


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頭隠して(ry


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ヒサゴゴミムシダマシ

ツヤヒサゴかな?

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私にとって、見つけられたら嬉しいゴミダマです。

なんといっても造形が良い。

 

 

お次はこちら。

この夜一番、個体数が多かったやつ。


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カタボシエグリオオキノコムシ。

滅茶苦茶いる。クワガタゴミダマよりいる。


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タイショウオオキノコやヒメオビオオキノコとはまた違った見た目。より艶々してる。

 

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ペタペタ沢山。

0時に近づくにつれて、どんどん増えていきました。

逆にクワガタゴミダマは減少。

時間で住み分けているのかはわかりませんが、面白いですね。

 

他に見られたものは‥‥

 

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エグリゴミムシダマシの仲間。


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不明ゴミダマ。


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クロナガキマワリ?(追記:ヒメナガキマワリとのことです。)

 

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デオキノコな方と、マルムネゴミダマ系+その他。

(追記:チビキノコゴミムシダマシ、ケシキスイの仲間)


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モンキナガクチキ。


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ホソヒゲナガキマワリとフジナガハムシダマシ(?)


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雨上がりだった為か、コウガイビルさんも発見。


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ナカジロサビカミキリ。


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動き回るが為に撮れなかった、ヒゲナガヒメヒラタムシ。

 

ついでにマイマイカブリ、アカアシクワガタも採集できました。

 

こんだけゴミダマとキノコムシが出ていれば、大きい彼奴も見れるはず、と周囲を散策すると‥‥

 


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いた!


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オオキノコムシ。

狙い通り、サルノコシカケが生えるブナの立ち枯れに来ていました。

相変わらずのピーナッツ臭。

 

オオキノコムシを採集後、時間も時間なので探索終了。

ブナ帯の夜らしい、良いムシが沢山見られた夜でした。

 

では、また。

 

 

 

 

 

ハイキング、ついでにトウカイコルリ採集

こんにちは。

あけましておめでとうございます🎍

 

最近、研究作業や講義がかなり立て込んでいまして、バタバタとしていたら、いつの間にか前記事から2ヶ月以上経ってしまいました(汗)

疲れとストレスで三半規管がちょっとダメージを受けたぐらいです笑

そんな中でも、偶々日程に空きができたので、友人とハイキング(午前中だけ)に行って参りました。今回はその小話。

すっごい短いです。ご容赦を‥‥

 

 

2020.11.22

非常に多忙な中、友人がハイキングに連れていってくれる+採集させてくれる、とのことなので、お言葉に甘えました。

時間は貴重なので、早朝に集合・出発。

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平地はまだギリギリ長袖2枚+αで耐えられるけど、ハイキングの場所は冷温帯。

家から遠くの山を見ると、山頂に雪が積もっているのが見えます。

去年の11月と比べると今年はかなり寒い。

防寒着をいつもよりしっかりと携えて、採集用のマスコット鉈も忘れずに持って出発します。

 

現地に10時頃到着。

雪は無いけど、寒い!!

ギリギリ氷点下いかないくらいだと思う。

スマホで地図を確認しながら、とりあえずの目標を決めます。一応ハイキングですから。

どうやら近くに丘があるようなので、そこを目指すことに。

GPSでトラッキングしながら、広葉樹林の道なき道を進みます。

えっちらおっちら登る途中、落ち葉に隠れた材をチェック。


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夏に来たら色々居そうだ。

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肝心のルリ材は‥‥

んー、見つからない。

 

産卵マークが無くとも、それらしき材をちょっと触っては進み、ちょっと触っては進みを繰り返す。

生き物好きの友人も、普通の感覚だと退屈であろうこの作業に付き合ってくれます。

目的地までの中腹ぐらい、一番傾斜のキツイ場所でやっと材が当たった‥‥

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トウカイコルリクワガタ♂

同じ材から続けて♀も。

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寒い中、この煌めきが見える瞬間は何度経験しても堪りません。

その後また一本、腕より細い材から1♂発見。

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それにしても材が少ないです。

落ち葉に埋もれてしまったのか、場所が悪いのか、私が下手なのか‥‥‥

 

一応ボウズは回避したので、とりあえず目的地まで登ることにしました。


そんで一番上に到着、時刻は12時近く。f:id:acer-geto:20210108072323j:image

短い距離ながらも、ちょっとした達成感があります。

頂上で少し休憩した後、時間が押してる為直ぐに下山。風が強くなってきて、寒いし‥‥

 

来た道とはちょっと違うルートで車を停めた場所へ。

して、ハイキング&採集は終了!

15時頃、帰宅しました。

 

 

連れて行ってくれた友人に感謝申し上げます。

かなり短い時間で結果を出せるぐらいには、腕が上がったと思いたいところです。

 

 

では、また。

トウカイコルリクワガタの飼育 羽化編

お久しぶりです。とてもお久しぶりです。

中々記事を書けておらず、すみません😫

 

今回はトウカイコルリクワガタの飼育、羽化編になります。以前の記事(https://acer-geto.hatenadiary.jp/entry/2020/04/29/180204)の続きですね。

3月頃採集した成虫から採卵したものが先月羽化していました。 

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2020.09.20

そろそろかなぁと、産卵マークが確認できた材が入ったケースを覗いてみると、


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やべ、自力ハッチしてる‥‥

 

ケースをひっくり返し、成虫を見落とさないように材をパキパキ割っていきます。


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自宅で材採集😆


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1♂5♀の凄い偏り😫

何頭か蛹で落ちてる個体もいました。

まぁ、材1本だし、私飼育下手だし、数はこんなもんでしょう。

幼虫の時割り出していれば、もう少し採れたかもしれません。

 

ブリード開始が4月中旬なので、成虫まで5ヶ月程。野外に比べると流石に短いですね。

飼育温度は20度~27度。

♂と♀を一緒にプリンカップへ入れましたが、交尾行動は無かったので性成熟はまだだと思います。

来春まで眠らせて、WF2を目指す予定です😆 

 

ではまた。

 

日本のツノゼミとか。

こんにちは。

この前ライトラでツノゼミを採集出来て、またハマってしまったのでその小話。

 

 

では今回の主役。

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これが恐らく普通のツノゼミ。たぶん。

ネットでツノゼミと検索すると真っ先に出てくるのは海外の派手な連中。

日本のシンプルな(地味な)ツノゼミ、凄く魅力的だと思うんですが中々注目されません‥‥

 

7月頃~、少し標高を上げて広葉樹を掬うと入るイメージがあります。

新潟でコブヤハズを狙ってビシバシ下草を叩いた時もよく落ちました。

どうも近似種がいるようなんですが、まだまだ不勉強な虫屋の私はそこまで解らず‥‥

昆虫の分類研究には憧れます🥺。

 

普通のツノゼミより角が発達した、ニトベツノゼミっていうのがいるんですが、それを是非見てみたい。

 

次。


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同所でライトラに飛来したもの。

後方へ角が伸びてて、ハコネマルツノゼミ‥‥かなぁと思っているんですが、角の生えた個体も飛んできてて‥‥

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別種なのか、同種なのか。

暫定ハコネマルツノゼミです🤔

ライトラで採るとホストがわからない欠点があるんですよね。

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普通のやつと比べるとこんな体格差。

大体5mmくらいです。

 

 

次っ。


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トビイロツノゼミ

日本のツノゼミの最普通種。

 

低木や草本の枝に付いてるイメージがあります。

私が発見したときはヨモギに付いてました。

イヌビワやアラカシ、葛なんかにも付いてるらしいです。

成虫越冬するので冬に会える貴重な虫でもあります。

最普通種っても、探すと中々見つからなかったりしますよねぇ‥‥

 

私が持ってる日本のツノゼミはこの3?種。

他にも日本には高原のヨモギに付くモジツノゼミ、帯があるマルツノゼミのオビマルツノゼミ、日本最大のニトベツノゼミがいるそうな。他にもいるとか何とか‥‥

更に勉強したい分野が増えました😆

 

おまけ


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ツノゼミに近い仲間のミミズク。

こちらは♀。

♀は♂より体が大きく、角も発達します。

この四角台紙が25×10なので20mm弱ぐらいの個体です。大きい😆

個人的にツノゼミ達より良く見かけます。

あんまり標高問わず、広葉樹林でライトラやると結構飛んできますね。

クヌギ等の広葉樹に付くとのこと。

検索すると鳥のほうばっか出てきます。

「ミミズク 虫」って打たないと出てきません😞

認知度を上げたい‥‥

 

同じミミズク亜科のコミミズクも持ってるんですが写真を撮り忘れたので載せ直します🙇

 

次は奇抜なアワフキムシの仲間。


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テングアワフキ。👺

見た目まんまの和名ですね。

少し標高のある山の、ハンノキやオオバアサガラ等広葉樹に沢山ついてます。

最初はかなり憧れてたんですけどねぇ‥‥滅茶苦茶採れるのでねぇ‥‥

ツノゼミ探してると大きさが近いので本当に紛らわしい。

ま、でもカッコいいし、魅力的なのは変わりません。良いムシです。

 

最後はこれ。

 

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タケウチトゲアワフキ。

いやぁ本当にカッコいい。

こんなのが日本に居るとは‥‥

シナノキに付く局所分布のアワフキムシです。

是非とも生きてる姿を拝みたい‥‥

 

 

 

またこの手の仲間が増えてきたら記事にしようと思います。

ではでは。

遂に ライトトラップ を導入(ポータブル電源)

こんちは。

お久しぶりです。

 

今季は釣りばっかり行ってます。

一応、近場採集だったり、研究のついでに採集してたり‥‥と、ちまちま虫活はしてました。

このご時世なので色々気を付けながらやっております。

 

ブログ更新が滞ってたのはモチベーションがそんなに上がらなかったのと、大して成果が上がらず録な写真が撮れて無いだけです🤔

いよいよ6-7月になって、頑張るぞ!なんて思ってたらこの長雨で採集にあんまり行けてないのもあります。

天気予報がずーーーーーっと雨なんだもの。雨雲レーダーコロコロ変わるんだもの。

 

ま、御天道様に文句言ってもしょうがないので本題に移ります。

 

今回は、今季から導入したライトトラップの話。

発電機ではなく、最近流行りのポータブル電源を使用したものになります。

 

虫屋やってるとライトラは欲しくなるよね。


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これです。

 

こんな辺鄙なブログを見てくださる方はtwitterのフォロワー虫屋さんぐらいなので説明はあんまり要らないとは思いますが、一応ライトトラップとは何ぞや、って話から。

 

ざっくり言うと虫の走光性を利用した採集方法。そんな性質を利用して虫を集めるって作戦です。

よく外灯に虫が群がってるのを、自前の灯りを用意してやっちゃうのがライトトラップ(灯火採集)。

 

ライトラをやるのに必要なものは以下のもの。

絶対必要なの。

・電源

・ライト(紫外域を出すものが望ましい)

 

あると便利なの。

・白幕(クワカブ狙いならいらない?)

・光源、幕を立て掛ける枠、脚。

 

これらを用意できれば、あとは森で照らすだけ。

光照らして待ってれば虫が来ます。

‥‥そこに虫がいれば来ます。たぶん。

地域によってはライトトラップが条例で禁止されてる所もあるので気をつけて。

そもそも人のいる所、迷惑のかかるところ(畑や水田近く等)でやるなって話ですけど‥‥

 

 

 

今季から私が導入したライトラの話に移ります。大体総額5諭吉さんくらい?になりました。

安く揃えようとするなら2諭吉ぐらいで揃えられるものもあります。その話はまた後で。

 

まず電源。

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jackeryのポータブル電源400

100Wのライトを使いたかったのでその分大きめの容量。400Whあります(Whは1hで使うW数)。

予算の殆どがこいつ。

 

ライト。

100Wバラストレス水銀灯。

モノタロウやAmazonで購入できます。

 

ライトクリップ。

電球だけ持ってても意味ないので、クリップでくっ付けられるソケットも購入。

Amazonでライトクリップって検索すれば出てきます。

 

三脚。

ただのカメラ用三脚です。リサイクルショップを色々覗いて探しました。1つ300円~1000円くらい。3つ用意。

 

白幕。

本当は100均寒冷紗が欲しかったんですが、自作マスクに使えるっていう情報が出回ったらしくどこも売り切れ😢

仕方なく100均の半透明な防虫シートを購入。

使い勝手が微妙なので買い換える予定。

ツルツルしてるので撤収時に虫がひっかからなくて便利なんですが‥‥

 

 

んで完成形が最初にのせた画像です。


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これ。


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雨天時モード。

 

真ん中で一番光ってるのがバラストレス水銀灯です。

他の光は電池式のLEDライト。幕照らしと片付け用につけてます。

大体4時間弱点灯可能。

30WほどのHIDライトならもっと長くできるはず。

私は雑甲虫屋なのと、林内が主な使用場所になる予定なのでビーム型のHIDライトではなくバラストレス水銀灯にしました。

クワカブ狙うならビーム型のほうがいいみたいですね。

流石に発電機のライトラには負けますが、ガソリン入手や手入れが無い分、かなりお手軽にできます。ポータブル電源はキャンプにも使えますし😁 

雨天時に傘を付けているのはバラストレス水銀灯と雨水の温度差で割れないようにする為です。あとバッテリー濡らして壊したくないので‥‥

 

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知人の装備と組み合わせたりもしてます。

 

 

以下に何度か試運転して、飛来してきた虫をちょっとご紹介。



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ヒゲコメツキ

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カンショコガネ系

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ジョウカイボン

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ヒメオビオオキノコ

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ゴミダマsp.


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アメイロ(?)カミキリ


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スズメガs

 

などなど。

本当は6月下旬から本格的にやりたかったのですがこの長雨‥‥

バッテリーを充電させたままなのは寿命にも影響するのでコンセントが届かない場所でのスマホ充電に活用してます。地味に便利。

あとポータブル電源があると台風→停電に対する安心感が凄い。

 

まぁ、近々予定はあるので頑張ります。

 

先ほどお話した2諭吉ライトラは、ポータブル電源を15000円ぐらいのものにして、30WのHIDライトやブラックLEDを使用するものです。ちょろっとやるぐらいならそっちのほうが良いかも。

 

 

また採集行ったら、成果を報告致します🙇

 

では。

 

トウカイコルリクワガタの飼育 産卵編

こんにちは。

今回は久しぶりの飼育話です。 

色々と話を聞き、やってみようと思っていたplatycerusの飼育。

初めてトウカイコルリの飼育にチャレンジし、産卵までは漕ぎ着けたのでそのお話をば。

 

飼育に使用する個体はこちら。


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基産地で採集した♂2頭♀3頭を使用しました。

越冬開けだから多分イケるっしょ、の感覚でとりあえずペアリング。

ケースに入れると直ぐにペアリング成功。


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ちゃんと成熟してる模様。

一応ゼリーを舐めるみたいですが、後食が確認しづらいplatycerus系。

越冬が成熟?産卵?のスイッチなんじゃないかなぁ‥‥とか勝手に思ってます。

 

んで次は産卵木。

めっちゃ重要。

web上の情報や野外の様子を見るに、大分腐朽した材が必要っぽい。

今回はルリクワガタの産卵で失敗し、その後マットに埋めっぱなしだった市販の柔らかいクヌギ材を使用しました。


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3~5ヶ月埋めてただけあって、とても柔らかくて軽くなってました。

水をもう一度吸わせて、陰干し、マットに半分ふんわり埋めて準備完了。

 

成虫を投入。

 


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ペアリングしたままマットに潜っていきました。


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バランスを崩して材から転げ落ちるペア。

 

あとは放置!

あ、飼育温度は春先なので常温(20度前後)です。

 

 

 

1週間後。


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マット上で交尾してました。


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昼行性のクワガタなので、昼間ケースを開けるとよくマット上に出てきているのを観察できます。

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一応ゼリーは入れましたが、特に減ってませんでした。

あんまり交尾させて♀の体力が消耗してはいけないので、♂は取り出すことにします。

 

 

んで更に1週間後。

そろそろ産卵してるかな?と材をひっくり返してみると‥‥

 


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採集ではお馴染みのこのマーク(・)!!!

産卵成功です!

野外と同じく土に面した部分で産卵していました。

産卵マークを増やすべく、材は全部埋めることに‥‥

 

 

それから1週間後。

 

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様子見。


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♀の1匹はもうあまり動かなくなっていました。

よく頑張った。

 

で、材のほうはというと‥‥


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マークは更に増加。

♀が1匹元気でしたので、再セットしました。

 

 

platycerusの卵・幼虫は小さいため、割出しはしない予定です。マットに幼虫は出て来ないでしょうし。

このまま乾燥を防ぎつつ放置します。

なんとか成虫までもっていきたいところです。

 

 

何度か幼虫飼育をした感覚ですが、

トウカイコルリの幼虫飼育温度は羽化成虫の色艶を気にしなければ、25~7度ぐらいまでなら大丈夫だと思います。恐らく。たぶん。 

 

ただ高温で飼育すると成虫が黒ずんだり、皺が多くなる‥‥気がします。

高温飼育の欠点は、platycerus採集・飼育の偉大な先輩方(私が勝手にそう思ってるだけ)のブログ等にもそんなことが書いてありました。

 

産卵は材表面に行われる為、産卵数を伸ばすのならば材を割って入れればよかったかもしれません。次は割ってセットしようかなぁと。

 

ではでは。

楓の花掬い02

こんにちは。

 

平地では桜が満開になると同時に、楓の花も咲き始めました。

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今回のお話はシーズン最初のイベント、楓の花掬いです。

ちょっとした空き時間に行った採集なので、短めになります。

 

2020.04.06

 

お昼頃、ちょっと時間が空いたので長竿担いでキャンパスをふらつくことに。

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桜は見事に満開です。

 

まず一本目の楓へ。


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んー‥‥あんまり咲いてない。

でも花はあるので、一応掬います。

長竿を伸ばしてガサガサと‥‥

 

網を手元に戻すとカミキリの姿発見。 

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ヒメクロトラカミキリ。

この採集における定番中の定番。

今年も確認できました。 

他にも、 

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真ん中が離れているから、ムーアシロホシテントウかな‥‥?

 

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木の下には材が沢山積まれていました。

夏に来たら面白そう。

 

 

暫く掬ったものの、ヒメクロトラしか入らず。掬う花も少ないので次の木がある場所へ。

 

 

ちょっと歩いて次の木へ到着。


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微妙‥‥

まぁでも咲いていないこともない。

ガサガサすると、


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キバネニセハムシハナカミキリ。

こいつも定番。

ここらへんでは最も優占している種だと思われます。

今年も見られたことに感謝感謝。


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ナミテントウも入っていました。

 


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クチブトゾウムシ?の仲間も。

楓の花に来ている訳ではなさそう。

 


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ムネアカアワフキも発見。

こやつは♀だな。

♂は小楯板だけが赤くなります。

 

何回か掬うと虫が入らなくなったので終了。

 

最後に一番咲いている木へ向かおうとしましたが、やけに人の往来が多かっため断念。(木が道沿いにある)

密かに狙っていた、キャンパス産Glaphyra今年もは採れず‥‥

 

時間切れにて、本日の花掬いはこれで終了。

 

今年もいつもの奴らが見られたので満足かなぁって思ってます。

いつもの虫がいつも通りに見られることは大事ですから‥‥

 

 

ちょっと右手の治療があるため、暫く虫採りと釣りはお休みになりそうです。

 

 

ではでは。