トウカイコルリクワガタの飼育 産卵編
こんにちは。
今回は久しぶりの飼育話です。
色々と話を聞き、やってみようと思っていたplatycerusの飼育。
初めてトウカイコルリの飼育にチャレンジし、産卵までは漕ぎ着けたのでそのお話をば。
飼育に使用する個体はこちら。
基産地で採集した♂2頭♀3頭を使用しました。
越冬開けだから多分イケるっしょ、の感覚でとりあえずペアリング。
ケースに入れると直ぐにペアリング成功。
ちゃんと成熟してる模様。
一応ゼリーを舐めるみたいですが、後食が確認しづらいplatycerus系。
越冬が成熟?産卵?のスイッチなんじゃないかなぁ‥‥とか勝手に思ってます。
んで次は産卵木。
めっちゃ重要。
web上の情報や野外の様子を見るに、大分腐朽した材が必要っぽい。
今回はルリクワガタの産卵で失敗し、その後マットに埋めっぱなしだった市販の柔らかいクヌギ材を使用しました。
3~5ヶ月埋めてただけあって、とても柔らかくて軽くなってました。
水をもう一度吸わせて、陰干し、マットに半分ふんわり埋めて準備完了。
成虫を投入。
ペアリングしたままマットに潜っていきました。
バランスを崩して材から転げ落ちるペア。
あとは放置!
あ、飼育温度は春先なので常温(20度前後)です。
1週間後。
マット上で交尾してました。
昼行性のクワガタなので、昼間ケースを開けるとよくマット上に出てきているのを観察できます。
一応ゼリーは入れましたが、特に減ってませんでした。
あんまり交尾させて♀の体力が消耗してはいけないので、♂は取り出すことにします。
んで更に1週間後。
そろそろ産卵してるかな?と材をひっくり返してみると‥‥
採集ではお馴染みのこのマーク(・)!!!
産卵成功です!
野外と同じく土に面した部分で産卵していました。
産卵マークを増やすべく、材は全部埋めることに‥‥
それから1週間後。
様子見。
♀の1匹はもうあまり動かなくなっていました。
よく頑張った。
で、材のほうはというと‥‥
マークは更に増加。
♀が1匹元気でしたので、再セットしました。
platycerusの卵・幼虫は小さいため、割出しはしない予定です。マットに幼虫は出て来ないでしょうし。
このまま乾燥を防ぎつつ放置します。
なんとか成虫までもっていきたいところです。
何度か幼虫飼育をした感覚ですが、
トウカイコルリの幼虫飼育温度は羽化成虫の色艶を気にしなければ、25~7度ぐらいまでなら大丈夫だと思います。恐らく。たぶん。
ただ高温で飼育すると成虫が黒ずんだり、皺が多くなる‥‥気がします。
高温飼育の欠点は、platycerus採集・飼育の偉大な先輩方(私が勝手にそう思ってるだけ)のブログ等にもそんなことが書いてありました。
産卵は材表面に行われる為、産卵数を伸ばすのならば材を割って入れればよかったかもしれません。次は割ってセットしようかなぁと。
ではでは。